家の屋根の形は様々ですが、真っ先に思いつく形といえば、切妻屋根ではないでしょうか。
切妻屋根といえば「ありふれていてつまらない」と感じられるかもしれませんが、その形状は至極合理的だといえます。
日本は雨が多い気候ですから、水を切るために屋根を傾斜させる必要があります。
鉄筋コンクリート造の建物は、屋上が平らになった「陸屋根」という形式ですが、しっかりと防水シートを敷いて水勾配を適切に設けて雨樋から排水しないと、雨漏りは確実です。
それでも陸屋根を採用しているのは、鉄筋コンクリートを傾斜面に打設することが非常に難しいためです。