HEATTECH FAN(ダクトレス熱交換換気システム)

HEATTECH FANとは

HEATTECH FAN(ダクトレス熱交換換気システム)

Japan Made, HEATTECHFAN®

HEATTECH FANは日本の建築様式に合わせ日本の住宅のために汎用性を高めたダクトレス熱交換換気扇です。

高性能住宅の標準換気システムを目指して、より安価で高性能、そして汎用性と施工性を高めたシンプルな換気システムです。

HEATTECH FANの換気の仕組み

構造と特徴

HEATTECH FANは、全熱交換型第一種換気システムをダクトレスで実現しました。

従来のダクト配管式熱交換第一種換気システムに比較して、イニシャルコストの低さと空間設計の高い自由度が特長で、増改築にも柔軟に対応可能です。

PM2.5の25分の1にあたるPM0.1の微粒子を75.5%集塵可能な空気清浄フィルターを採用しており、花粉やアレルギー物質をブロックしながら、常に新鮮な外気を取り込むことができます。

HEATTECH FANの蓄熱式全熱交換機能は、熱交換効率最大64.8%。日本の気候に適した全熱交換式で、室温だけでなく湿度も維持して冷暖房のエネルギーロスを軽減します。

留守中のエコモードを搭載。第一種換気に加えて第二種換気扇、第三種換気扇として使用することも可能です。CCF STYLE全館空調と連動して、冷暖房の起動時に自動的に熱交換換気に切り替わる機能も搭載しています。

ファンにはDC(直流)モーターを採用しており省エネルギー。風量は1・2・3・4・5の五段階で調節でき、風量3で連続運転した場合の24時間あたりの電気代は約11円。一ヶ月で約320円とランニングコストも低く抑えられます。

HEATTECH FANは空気清浄フィルター付き屋内カバー、蓄熱エレメント。HTスリーブ、専用双方向ファン、VU菅、対外風雨対策型屋外フードより構成されている

熱交換の仕組み

HEATTECH FANは、熱交換換気扇と熱交換給排気口から構成されるダクトレス蓄熱式全熱交換型第一種換気扇です。

住居内の各所に設けられた熱交換換気扇と熱交換給排気口が、第三種換気と第二種換気を交互に行い、特殊セラミック蓄熱体が蓄熱と放熱を繰り返すことで、室内の温度を損なうことなく家全体を換気することが可能です。

HEATTECH FANは第二種換気運転と第三種換気運転を30~200秒間隔で運転切り替えして第一種換気を行っています。

補足:用語の意味

換気方式によって第一種、第二種、第三種に分類できます。

第三種換気とは、給気は自然換気とし、排気は機械によって強制的に行う換気方式です。

室内の圧力が外より低くなる(負圧となる)ため「負圧換気」とも呼びます。

キッチンやトイレの換気扇など家庭で一般的に使用される換気方式で、匂いなどを広げないために有効です。

第二種換気とは、給気のみを機械によって強制的に行い、排気は自然換気とする換気方式です。

室内の圧力が外より高くなる(正圧となる)ため「正圧換気」とも呼びます。

もともと病院のクリーンルームなどで使われていた特殊な換気方式です。

第一種換気は、給気と排気の双方を機械(換気扇)によって強制的に行う換気方式です。

給排気量を調節することで正圧にも負圧にもでき、最も確実な換気方式です。

自然換気とは、機械動力によらず、風圧差・気圧差・温度差などによって行う換気です。

パッシブ換気とも呼ばれ、エネルギーを消費しない換気方法ですが、一定の換気量を安定して確保することは難しくなります。

全熱交換器は、熱交換器の一種で、空調のエネルギーが換気によって失われることを軽減するために、空気中の全熱を交換回収する省エネルギー装置です。

熱交換器には「全熱交換器」と「顕熱交換器」の二種類があり顕熱(温度)と潜熱(湿度)を足したものを全熱と呼びます。

住宅では室内の湿度を保つ必要があるため、全熱交換器を用います。

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