家全体の快適な温熱環境を保つ

空調をきかせたリビングは快適でも、廊下に出れば室温の差に驚くということは無いでしょうか。

この温度差は不快感を生み出すだけでなく、家族の健康を損ねるおそれすらあるのです。

スーパーウォール工法なら、家全体の温度差を小さくし、年間を通して快適な温熱環境を保つことが可能です。

スーパーウォール工法で実現する高気密・高断熱住宅

スーパーウォールパネル独自の気密・断熱構造

スーパーウォールパネルが備える独自の気密パッキン・断熱パッキンは、建物の気密性・断熱性を飛躍的に向上させる

グラスウールの約2倍の断熱性能を持つ硬質ウレタンフォームを充填したスーパーウォールパネルを柱や梁に密着。

パネルの気密パッキンと断熱パッキンが、気密・断熱性能を高めます。

スーパーウォールならではの気密・断熱パッキン

壁パネルの施工と同時に、気密パッキン・断熱パッキンが柱や梁に密着して、隙間を小さくします。

薄くて高性能な硬質ウレタンフォーム断熱材

60mm厚の硬質ウレタンフォームと同等の断熱性能をグラスウール(16K)で得ようとすると、106mmの厚さが必要になります。

スーパーウォールパネルが採用している断熱材・硬質ウレタンフォームは、一般的な断熱材・グラスウールの約2倍の断熱性能を持っている

部屋間の温度差の小さい安全な住まい

空調をきかせた部屋とそうでない部屋との室温の差は、どうしても生まれてしまうものです。

その差が大きくなればなるほど不快感も高まりますが、単に不快なだけでは済まない事態も起こりえるのです。

近年、交通事故死者数は次第に減少してきているのですが、その一方で増加傾向にあるのが家庭内での死亡事故です。

とりわけ、冬場の入浴中における死亡事故が多く発生しています。

その原因として考えられているのが、一般に「ヒートショック現象」と呼ばれるものです。

これは、人体が急激な温度変化にさらされた時、血圧や脈拍が急変して脳卒中や心筋梗塞などの重大な事態を引き起こす現象のことをいいます。

こうした死亡事故は溺死あるいいは病死や急死として扱われるために正確な統計データはありませんが、ヒートショックが原因と見られる死亡者数は年間1万人以上と推計されており、その数は交通事故死者数の実に2倍以上になるのです。

上記の様な、室温差が心身へ及ぼす危険性を「暖差リスク」と呼びます。

冬は夏に比べて室温と外気温の差が大きくなるため、この暖差リスクも高まるのです。

温度差が大きいほど血圧の変動量が大きく、寒い時期ほど入浴中の死亡事故が多い

上記グラフから、温度差が大きくなると血圧の変動量も大きくなること。そして、お湯の温度と外気温の開きが大きくなる寒い時期ほど、入浴中の死亡事故が増加することが読み取れます。

暖差リスクは入浴の前後で最も高まりますが、それ以外では存在しないという訳ではありません。

リビングから廊下へ、トイレへ移動する際にも、暖差リスクは存在するのです。

では、心身への危険すらはらんだ室温差はなぜ発生するのか。

その答えは、住宅の気密・断熱性能の不足にあります。

住宅の気密・断熱性能が不完全な時、室温は外気温の影響を受けることになります。

空調のきいた部屋は空調の設定温度に近くなり、空調のきいていない部屋は外気温に近くなるため、室温の差が生まれるのです。

気密・断熱性能が高かければ、外気温の影響を最小限にとどめることができ、室温の差、ひいては暖差リスクの軽減につながります。

一般住宅の室温差が10.3度であるのに対して、スーパーウォールの家では室温差5.9度という結果に

温度ムラや、室温と体感温度の差が少ない快適な住空間

気密性・断熱性が影響するのは、部屋と部屋の温度差だけではありません。

ひとつの部屋の中においても、上下での温度差が存在します。

空調によって室温に変化が起こると、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと動きます。

この動きを繰り返すことで室温は均質に、空調の設定温度へと近づいていきます。

しかし気密・断熱性が低いと、室温には空調と外気温のふたつの影響が及び、室温は均質にはなりません。

また外気の影響を踏まえて、しばしば保ちたい室温以上に空調を設定することもあります。

これが、頭の辺りは暑く足元は冷たい、不快な温度ムラの原因なのです。

高気密・高断熱住宅ならば、外気温の影響は最小限に抑えられ、部屋の上下での温度差もより小さくなります。

断熱性の低い住宅では上下温度差12度であるのに対して、スーパーウォール住宅では上下温度差3度と快適

部屋間の温度差だけでなく

上下の温度差も3℃という快適性。

気密・断熱性にすぐれたスーパーウォールの家は、部屋間の温度差が少ないだけでなく、部屋の上下の温度差が少ないことも実証されています。エアコンが効いている暖かいリビングなのに、なぜか足元が寒いといったことがなく、床に座って遊ぶ小さなお子様に寒い思いをさせることもありません。また、吹き抜けや高天井の空間においても、上下の温度差が少ないため、暖房効率を心配する必要がありません。もちろん夏場も同様に、部屋の隅々まで快適な室温を保ち続けます。

室温は設定した温度になっているのに、体感ではそうは思えない、という経験はないでしょうか。

体感温度は、室温以外にも様々な環境の影響を受けています。

そのひとつが、周囲にある物、窓・壁・床・天井などの温度なのです。

これは「熱放射」あるいは「輻射」と呼ばれるもので、直接触れなくてもその物の熱が伝わる現象のことです。

室内の窓・壁・床・天井などが外気の影響を受けているために起こっているものなので、建物の断熱性能を高めることでより快適な生活が得られます。

エアコン設定温度と体感温度の差は、スーパーウォールの家なら夏で0.4度、冬でもわずか0.9度。

高気密・高断熱住宅とは、外気温の影響を最小限に抑えることができる住宅です。

それは夏も冬も、年間を通して快適な温熱環境を保つことが出来るということです。

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